日本の危機 - 敗戦後の日本
さて、いままで世の中が一人ひとりの世界(意識)で出来ているというお話から、一人ひとりの世界は、主に情報に大きく影響されるということ。
そして、その情報はメディアから取得することが多いということをお話して来ましたが、伝わったでしょうか?
ここまでのお話で、先入観を解放できていれば良いのですが。
では、いよいよ「日本の危機」についての内容に入っていこうと思います。
いままでのは、下地です。
なので、今回のテーマは「敗戦後の日本」についてです。
日本は第2次世界大戦に1945年の8月15日に負けました。
それから日本にはGHQという戦勝国のお偉いさん方が入ってきます。
敗戦した日本をどう占領するかを決める組織です。
GHQ(主にアメリカ)は、それまでの日本の戦いぶりをみてとても恐怖を感じていたと思います。
今までの戦争で考えれば、もうとっくに降伏をしている状態だったにも関わらず、何しろ自爆行為をしてまで、日本は戦ったからです。
これは日本に二度と戦争をさせてはいけない。
二度と日本とは戦いたくないと感じたと思います。
そこでGHQはどうしたら日本が二度と戦争をしないか、二度と戦勝国に歯向かってこないかを考えます。
そしてありとあらゆる手段で、日本の弱体化を目指しました。
まずは「日本国憲法」です。
ご存知でしょうか?日本国憲法は日本人が作ったわけではないのです。
GHQが世界中の憲法から集めてきて、わずか9日で草案を作ったと言われています。
このことって教わりましたでしょうか?
自分はあまり記憶にないです。
まあ、学生時代は勉強をちゃんとしてなかったので、覚えてないだけかも知れませんが。(汗)
つぎは「東京裁判」です。
当時の戦争に関係した責任者を裁く裁判です。
みなさんも聞いたことがあると思う、A級戦犯、B級戦犯というやつです。
この名称も誤解を与えるように書かれているのではないかと思いますが、単に罪の種類ごとにジャンル分けしてそのジャンルにA、B、Cと名前を付けただけのようです。
A級戦犯は「平和に対する罪」のジャンルだそうです。
A級戦犯と聞くと、A級戦犯が一番悪い人という印象を与えると思います。
実際、自分もA級戦犯が一番悪い人なんだ。と思っていました。
そして、自分が今の日本に一番大きく影響を残していると思っているGHQの政策が「日本人に罪の意識を植え付ける」という宣伝政策です。
GHQは思想や言論を制限して、当時のメディア(新聞・ラジオ・書籍など)に日本が悪かったということを宣伝させました。
さらに戦勝国(連合国)に対する批判的な表現をすれば、メディア界から追放し、厳罰が課せられたようです。
このようにして、言論統制を行い、国民に与える情報を制限して行きました。
するとメディアには「日本が悪い」と宣伝する人たちしかいなくなって行ってしまうと思うのです。
それでも、当時の人たちはメディアが、「GHQに言わされている」ということを理解して情報を取得していたと思います。
しかし、月日が経って、当時のことを知る人がいなくなって行くとどうなるでしょうか?
メディアが「日本が悪い」と言わされていると理解している人が減っていき、次第に本当に「日本が悪い」と思う人が増えていきます。
※まったく日本が悪くないという訳ではないと思います。
日本にも悪いところは沢山あったのでしょう。
でも、すべて日本が悪いということもないと思います。
戦争というのは、どちらにも正義があり、どちらにも悪いところがあります。
特に日本人はお上(かみ)の言うことには、逆らえないという昔からの伝統?があります。
そして、日本人は嘘を付かないという美徳があるので、余計に信じてしまうところがあると思います。
日本の美徳が悪いほうに作用してしまっているのではないでしょうか?
こうして、当時のことを知る人が居なくなってきた今のメディアには「日本が悪い」と思っている人たちが大勢いる状況だと思います。
さらにこれも「日本人に罪の意識を植え付ける」という宣伝政策に負けず劣らず大きな影響を、今の日本に与えている政策
「教職追放」
です。
これもGHQの政策に批判的な先生や教授を辞めさせていくという政策です。
「日本が悪い」ということを教えない先生は、辞めさせられていきました。
これにより、教育界も「日本が悪い」という人しか生き残れなくなり、
教科書にも「日本が悪い」ということが、記載されるようになりました。
みなさんの歴史の教科書を見てみてください。
きっと日本が悪いということばかり書いてあるのでは無いでしょうか?
※最近は改善されて来ているという話も聞いたりしますが。
こちらも、メディアと同じように月日が流れ、GHQに書かされているという前提が無くなり、今の教科書になっていると思います。
自分も学生の頃は、日本はなんて悪い国だったんだ!と思った記憶があります。
そして、これもなかなか影響が大きいと思う
「公職追放」
です。
これは「公職」主に、議員などの政治家、公務員や官僚を対象にしています。
そして、これも同じくGHQの意向にそぐわない人は、クビにしていきました。
その数なんと20万人と言われています。
当時「公職」と言われる人が何人いたのか分かりませんが、20万人とかいったら、ほぼじゃないでしょうか?
このようにGHQは日本の重要な部分、日本の根幹を支えていた部分を徹底的に壊していきました。
その政策は思惑通りに効果を発揮して、見事日本人の愛国心を破壊することに成功しました。
そして日本の美徳である「過ちを潔く認め、反省をする」という日本人の性質も後押しして、しっかりと日本人の心に罪の意識が植え付けられました。
こうして、メディア、教育、政治などあらゆる分野で「日本が悪い」と宣伝されるようになり、これからの日本が外国からタコ殴りにされていく、土台が出来上がりました。
そして、ここからの日本は、外国から散々にお金を巻き上げられていくことになります。
さらに「スパイ防止法」が無い日本に外国が侵略を行ってきます。
これもご存じでしょうか?
先進国の中で「スパイ防止法」が無いのは、日本だけなのです。
なので、日本を侵略したい外国は、やりたい放題なのです。
さて、一旦、<戦後の日本>に関してはここまでとしておきます。
今後は<日本の危機>の本丸である、外国からの侵略についてお話していこうと思います。