fra-foa(フラホア)
まったく聞いたことないと思いますが、これはバンド名です。
以前、音楽についての雑記で、あるバンドに感情を揺さぶられた話をしましたが、
バンド名は書きませんでした。
音楽はそれぞれの好き嫌いがあるので、伏せておきましたが、
「気になる!」とのお声も頂きましたので、今回紹介してみようと思います。
フラホアというバンドで、演奏隊男性3名、ボーカル女性1名のバンドです。
仙台出身で、大学時代に組んだバンドで活動。
2000年くらいにメジャーデビュー。
自分が知ったのは2001年頃。
このバンドの何がすごかというと、それはもうボーカルの三上さんという人の激情!
特に自分が見た初期の頃のライブはすごかったです。
ステージを暴れまわり、まさに全身全霊。
自分が何のために生きて来たのか分からない。
これからの生きる意味が見つからない。
思い通りに行かない世界、無力過ぎる自分。
死、孤独、怒り、少しの希望。
そういった感情を、音楽でも、パフォーマンスでも、歌詞でも表現しているバンドでした。
どの曲も好きなのですが、特に自分が好きだったのは
「澄み渡る空、その向こうに僕が見たもの。」
という曲です。
歌詞の中に
「いつかみんな死ぬんだってわかってれば こんな憎み合うこと事もないのかな?」
という歌詞があるのですが、その頃のフラホアはこのライブで死んでも構わないという迫力がありました。
まさに瞬間を精一杯生きているというのを、見せてくれました。
それまで自分はどこかで自分の「死」はまだまだ先だと、漠然と思っていたと思います。
しかし、そのライブで「死」を間近で実感させられたというか、
本当は「死」はいつ訪れるか分からないということを、見せつけられたと感じました。
自分だって明日死ぬかもしれないということを、恐ろしいから無意識に考えるのを
避けてたということに気づかされました。
そこから明日死ぬとしたら、悔いなく生きたといえるのか?と考えるようになり、
なるべく今日を悔いなく生きていこうと考え出したと思います。
それで悔いが残らないようにドラムを始めた訳です。
こんな感じで自分に大きく影響を与えてくれたバンドです。
自分が見た初期のころの映像がユーチューブにUPされてないので、解散間近の映像しか見つかりませんでしたが、ユーチューブのURLを貼っておこうと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=qKktxrlE6H4
歌詞も良いので良ければ。
http://j-lyric.net/artist/a053ac1/l0201eb.html
(他の曲も良いですよ)ボソッ